© Paavo Blofield

ドイツ・メルヘン街道

Deutsche Märchenstraße

ドイツ・メルヘン街道にようこそ

シンデレラ姫、いばら姫、白雪姫―ここに出てくるメルヘンのお姫さまにもっと身近に接してみたくはありませんか。グリム兄弟のヤコブとヴィルへルムが書いたこれらの素晴らしい物語は、200年以上も前に出版されました。今では世界的に有名なグリム兄弟が、その当時どこに住み、どのように仕事をしたかを実際に体験されてみてはいかがでしょうか。

ミュンヒハウゼン男爵がつづる嘘の話に魅了され、あるいはまた、伝説的な医者で風変わりな治療師のドクター・アイゼンバルトのほんとうの姿を知りたくはありませんか。

そうであれば、私たちはドイツ・メルヘン街道への旅をおすすめします。

1975年以降、私たちは全世界の人たちに文化観光ルートを案内し、有名なグリム兄弟と彼らが収集したメルヘンに登場する主人公の足跡をたどり、そこに見られる多様なドイツの文化と歴史と共に、いくつかのユネスコ・世界遺産も発掘していただいています。

このルートの経路と選び抜かれた目的地に関する最新の情報を、ここに紹介します。 

ドイツ・メルヘン街道の登録会員とパートナーに関する情報

ドイツ・メルヘン街道: ルートと目的地、そして体験を

ドイツ・メルヘン街道は、約50年前に古典的な車によるドライブ・ルートとして始まりました。これは今日でも続き、同時に観光バス、キャンピングカーあるいは電気自動車による旅行者、そして新しくは、独自のルートを移動しながら同じ目的地と名所に到着できる自転車による旅行者にとっても魅力的な旅が可能になっています。

観光ルートの出発点はグリム兄弟の街―ハーナウです。ここで生まれたヤコブとヴィルヘルムの記念像を見て、終点のハンザ都市ブレーメンまで600キロメーター続きます。マイン川と北海に挟まれて点在するメルヘン豊かな街々と自然風景を堪能しながら、グリム兄弟が生活した所在地シュタイナウ、マールブルク、ゲッチンゲンそしてその中心地となるカッセルを訪問してください。

カッセル―ここで兄弟は生涯で一番長く、そして彼らの証言によれば「最も充実した時間」を過ごすことになりました。1812年と1815年にグリム兄弟は、200以上のメルヘンを集めた二巻の童話集を出版しました。この童話集は世界のほとんどの言語に翻訳され、ルターの新約聖書とならんで最も広く親しまれています。それによってヤコブとヴィルヘルム・グリムが手書きした『子どもと家庭の童話集』は、2005年にユネスコの世界記憶遺産に登録され、カッセルのGRIMMWELTに展示されてあります。

カッセルからドイツ・メルヘン街道の主要ルートを通り、比類のない「ラインハルトの森」とメルヘン豊かなヴェーザー川地域の山並みを抜けてブレーメンに向かいます。

この移動中にメルヘン、昔話、伝説の数々を鬱蒼とした森と権勢をしのばせる廃墟、あるいはロマンチックなお城と木組みの家に囲まれた中世の古い街並みの中で堪能していただけるでしょう。その際に『赤ずきんちゃん』をはじめ他のメルヘンから不意に飛び出してきたようなキャラクターに出会うことがあるかもしれません。また数多くの博物館とメルヘン・ハウスで、グリム兄弟の世界に浸ってください。それ以外にも物語やキャラクターを移動中の街々でのガイド、舞台公演、例えばポレの「シンデレラ姫の道」、ハーメルンの「ネズミ捕りの男」による市内ガイド、あるいは毎年ハーナウで行われる「グリム兄弟記念フェスティバル」によって体験していただけます。

ドイツ・メルヘン街道は、『ブレーメンの音楽隊』で公式的に幕を閉じます。ブレーメンのラーツケラーの真前に建てられた銅像には、毎日、世界各国から数百人の訪問客が訪れ賞嘆の声を上げ、またそれを撫ぜて幸運を祈願する姿が見られます。

60以上の市町村で結ばれた観光ルートは、訪問客の皆様に適切な宿泊と素敵な食事も提供しています。キャンピングカー専用の駐車場、魅力的な地方ホテル、快適な宮殿ホテル、博物館のカフェー、伝統的なガストハウス、そして食通の方には選び抜かれたレストランが、皆様の訪問を心からお待ちしています。

ドイツ語と英語によるウェブサイトには観光名所、行事、旅行案内に関する数多くの役立つインフォメーションが記載され、リンクからはドイツ・メルヘン街道のおすすめできる特別なパートナー・ホテルを探索していただけます。

 

もっと詳しい情報はドイツ語版と英語版サイトをご覧ください。

ドイツ・メルヘン街道に見られるユネスコ・世界遺産

カッセルは、ドイツ・メルヘン街道の首都に位置しています。ここでグリム兄弟は、生涯で一番長い、そして彼らの証言によれば「最も充実した時間」を過ごすことになりました。また、ここにある展示ハウス―GRIMMWELTでは、2005年にユネスコによって世界記憶遺産に登録されたヤコブとヴィルヘルム・グリムが手書きした『子どもと家庭の童話集』が展示されてあります。

カッセルを訪問される方には、同じく丘陵公園ヴィルヘルムスヘーエの散策もおすすめします。この公園は2013年にユネスコ・世界文化遺産に登録され、グリム兄弟自身も認めているようにカッセルの町を代表しています。二人が住んだ歴史的な門衛跡の建物の窓からは丘陵公園と、ヤコブが図書館司書官として仕事をしたお城が見渡されます。

北に進路をとりヴェ—ザー川に沿ってルートを進めば、ヘクスターの市門の直前にあるコルヴァイ―カロリン朝修道院に到着します。2014年にユネスコ・世界文化遺産に登録された修道院です。

更に足を北に向かってのばせば、『ネズミ捕り男』の伝説で知られているハーメルンがあります。この歴史的に重要で、何度も引用されてきた話は、間違いなく世界文化遺産の推薦リストに挙げられるでしょう。

カッセルから観光ルートを西にとりケラーヴァルトに入れば、また別のユネスコ・世界遺産に遭遇できます。本当に強い印象を与えてくれるのが「ドイツの古いブナの森」です。

ここで歴史豊かなメルヘン街道は、寄り道をして東に向きを変えることになります。『ホレおばさん』の地元の山のあるマイスナーを通り世界遺産のヴァルテブルクに向かいます。

北に進めばブレーメンの市庁舎が長い旅の終点になります。隣にある「ブレーメンのローランド」像と同様にユネスコ・世界遺産に登録されています。そこから数キロメーター北に行ったところには、ユネスコ・世界自然遺産の「干潟のできる海」(Wattenmeer)が眼前に広がってきます。

催し物・行事カレンダー

—英語版のみ可能

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